夜更かしタイプは早起きタイプより孤独を感じ、精神疾患のリスクも高かった



変えようとして簡単に変えられるものではありませんが、覚えておいた方がよさそうです。詳細は以下から。


「早起きは三文の徳」とは昔から言われますが、実際問題として夜更かしタイプの人は2型糖尿病や心疾患などによる死亡率が高く、うつ病や神経症のリスクも大きい上に勘定処理にも悪影響が生じやすいことが知られています。

夜更かしタイプの心身の不調の問題は孤独や社会的孤立と関係があるとする仮説に基づき、ジャーナル「Biological Rhythm Research」に掲載された新研究によると、夜更かしタイプほど孤独だと感じていることがを明らかにしました。

研究はデータベース「UK Biobank Resource」に参加した40歳から70歳までの4684人を対象に行われました。


それぞれに早起きタイプか夜更かしタイプかを質問し「完全な早起き」「比較的早起き」「比較的夜更かし」「完全な夜更かし」の4タイプに分類。

加えて年齢と性別、睡眠時間、社会経済的状況などを収集、精神疾患については過去の診断について質問。孤独を感じるかについてはそのものズバリ「孤独を感じているか」と聞いています。

結果、早起きタイプは有意に夜更かしタイプよりも年齢が高く、経済状況が良好でした。一方で性別や睡眠時間での差は見られません。


そして夜更かしタイプの方がより孤独を感じる人が多く、統計学的な調整を行ってもこの傾向は変わりませんでした。また女性の方がより孤独であることを告白しました。

また孤独な完全な早起きタイプの人は、孤独な完全な夜更かしタイプよりも脳の記憶や空間学習能力に関わる海馬の容量が大きいことが判明。

また孤独でない完全な夜更かしタイプは孤独な完全な夜更かしタイプよりも右の海馬が大きいことも分かりました。


早起きか夜更かしか、また孤独であるかないかが共に海馬の状態と関係していることが分かります。

海馬の状態は精神の健全性にも直結するため、夜更かししがちで孤独を感じがちな人は一度しっかりチェックしてみてもいいかもしれません。

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