以前BUZZAP!で掲載した当記事が今回の都知事選に合わせて再度拡散しております。記事内容がこれまでは2012年都知事選時の情報でしたが、宇都宮けんじ候補が今回の都知事選でも引き続きダンス規制、マンガ・アニメ・ゲームなどの表現規制の撤廃を訴えていることが確認されましたので情報を更新します。詳細は以下から。
2014年1月16日に日仏共同テレビ局France10によって宇都宮けんじ候補への独占インタビューが行われました。その中での表現規制、ダンス規制に関する質問に対し、引き続きこれらの規制に反対し、当選した場合は撤廃に向けた制度をつくっていく旨を明らかにしました。
-石原都政において有害図書規制やダンス規制といった政策が実現してきたが、どのように変えていこうと思うか。
宇都宮:私は民主主義社会の基本は言論、表現、出版の自由、これがないと維持できないと思っています。だから民主主義社会で一番基本的な人権は集会、結社、表現の自由だと思いますから、この規制をしている部分は廃止する。これらの自由を完全に保証するような制度づくりをやっていきたいと思っています。ダンス規制、表現規制などはとんでもないことです。
マンガ規制&ダンス規制は撤廃へ-宇都宮けんじ独占インタビュー2014.01.16 - YouTube
【以上、記事内容を更新しました】
12月16日に行われる都知事選に立候補した弁護士の宇都宮けんじ候補が風営法、東京都の青少年育成条例に対して発言、表現の規制に対して反対を明言しています。
宇都宮けんじ候補(@utsunomiyakenji)は反貧困、脱原発を掲げ「人にやさしい東京」を目指して無所属で立候補。2010年から2011年には日本弁護士連合会会長を努め、オウム真理教犯罪被害者支援機構理事長、全国闇金融対策会議代表幹事などを努め、宮部みゆきの小説「火車」の弁護士のモデルにもなっています。
宇都宮氏は11月14日に中野で行われたキックオフ集会での質疑応答の中で風営法によるダンス規制についての質問に答えました。内容については以下の通り。
--風営法でダンスが規制されていることについてはどう考えるのか。
宇都宮候補:
これは京都の中村弁護士がダンス規制について反対する運動を起こしていますけれど、私もこの呼びかけ人のひとりになっています。風営法によるダンスの規制は許されないと考えています。
とのことで、当サイトでも先日取材した「Let's DANCE法律家の会」の呼びかけ人となっており、都知事となった際もこの方針を指示していく旨を明言しました。
また、別の質問では都の青少年育成条例による表現規制についても言及。
--石原都政下で改正された東京都の青少年育成条例によってマンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツの表現規制が加速していますが。
宇都宮候補:
私が会長になった時点でこの条例分が浮上したので日弁連としては表現の自由を侵害する恐れがあるということで条例案を強く批判している。日弁連会長を降りたとしても私自身は自分が責任を持って出した意見についてはいち個人として全うします。知事になっても見解を変えるつもりはありません。
とのことで、反対の姿勢を表明しています。
今回の12月16日の選挙は衆議院選と同時に行われることもあり、争点は多岐に渡る可能性もあります。その中で、音楽、ダンス、マンガ、アニメ、ゲームなどの身近な部分に着目して候補者を眺めてみるのもひとつの考え方かもしれません。何はともあれ、選挙権のある方はぜひ投票を。
河出書房新社
売り上げランキング: 9844
・関連記事
風営法のダンス規制問題のヒアリングが規制改革会議で行われ「ダンス自体が問題ではない」ことが確認される | Your News Online
小泉元首相が訪れた核のゴミ最終処理場のドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」が都知事選に向けYouTubeで無料配信 | Your News Online
世界で最も裕福な85人が人類の貧しい半分の35億人と同量の資産を握っていることが判明 | Your News Online
若者が選挙に行かないとどれだけヤバイのかが一目で分かるシンプルなデータ | Your News Online
「住民票を現住所に移していない人」も投票できてしまう、不在者投票のやり方全解説 | Your News Online
超簡単便利!期日前投票制度を実際に利用してきました | Your News Online