「戦争法案」が衆院特別委員会にて強行採決

9割の憲法学者に違憲であるとされた「戦争法案」が本日、衆議院の特別委員会で強行採決されました。

今日午前中から開かれた衆議院の特別委員会で「戦争法案」の締めくくりの総括質疑が行われ、自民党・公明党の与党単独で強行採決されました。

この「戦争法案」については9割を超える憲法学者が「違憲である」と断じている他、報道各社の世論調査では国民の半数以上が反対しており、そうした中での審議の尽くされない強行採決に野党は揃って強く反発。

また自民党内でも、世論調査で国民の8割が「説明不足だ」と回答していることを受けて石破茂地方創生担当相が「国民の理解が進んできたと言い切る自信はない」と語るなど、自民党内でも異論が出始めています。

安倍首相も委員会での答弁の中で一度は「国民の理解が進んでいないのも事実だ」と認めましたが、その後の維新の会の下地議員の質問では「いまはおおむね多くの国民の皆様にご理解頂いている」と真逆の答弁するなど混乱。

採決時は怒号が飛び交い、無数のプラカードが掲げられる異例の事態となりました。

国会大変なことになってる pic.twitter.com/IzzQZ32wvn
— YURI (@YURI_allday) 2015, 7月 15

衆院特別委員会にて自民党・公明党の賛成で法案可決。国民と議会に説明を尽くさず、極めて強引な手法。 #本当に止める pic.twitter.com/kLVXqx6Xf8
— Ikuo Gonoï (@gonoi) 2015, 7月 15

14日には日比谷公園で「戦争法案」に反対する巨大集会が行われて2万人が参加して国会前までデモが行われた他、15日～17日まで連夜国会前で先週金曜日に2万人を集めたSEALDsらを始めとする各種抗議活動が予定されており、数万人単位での参加が見込まれており、反対の声は今後さらに大きく膨れ上がりそうです。

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