笑えるほどに露骨、参院選前後に1250万人の年金受給者に3万円の臨時給付金バラマキを検討



政府が参院選前後に高齢者に向けてあからさまなバラマキを検討していることが明らかになりました。詳細は以下から。


政府は12月7日、高齢者を中心に1人3万円を配る臨時給付金の概要を与党に示しました。来年の参院選前後に1250万人に向けて給付する予定で、2015年度の補正予算に3400億円を計上する予定。

これは元々2017年の消費税10%への増税に伴い、年金の少ない高齢者に年6万円を給付することにしており、その半額分を「民間消費の下支え」との名目で前倒しするとしていますが、当初配る予定だったのは年収87万円以下の人と障害・遺族基礎年金の受給者のみ。

しかし今回の案ではその対象が年金をもらっている4000万人のうち3割にも及ぶ1250万人にまで拡大しており、あまりにも露骨な高齢者へのバラマキによる参院選での票の囲い込みだと既にネット上では多くの批判が集まっています。
















子供の貧困対策には税金を使わず民間基金に丸投げして全く寄付が集まらない体たらくを晒し、国立大学の学費を倍増させる上に学資ローンを放置して給付型奨学金に力を入れることもなく、自らへの票固めとなる「投票率の高い」高齢者へのバラマキには3400億円もの大金を惜しげも無く投入。この上ない露骨さには唖然とせざるを得ません。

年金受給者の3割に3万円 参院選前後、1250万人に:朝日新聞デジタル

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