JASRACを使ってデモを攻撃しようとした自民・小野田議員が自爆、逆に著作権料を支払わされる



デモ隊に小石を投げたつもりが、跳ね返ってしまいました。詳細は以下から。


◆盛大な自爆歴のある小野田紀美議員
日本の憲政史上前代未聞の大問題である加計学園問題を学生と保護者を盾にして「政局の道具」と決めつけながら、自らの後援会長である千葉喬三氏が学校法人加計学園の相談役であることが判明して盛大に自爆した事で知られる加計学園関係者の小野田紀美議員。

魚拓


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この#加計学園の利害関係者だけどという小野田議員の不都合な真実を曝露したのが、加計学園の岡山理科大の獣医学部新設で工事を受注したアイサワ工業の一族である自民党の逢沢一郎衆院議員という辺りは極めて因果な話ですが、今回問題になるのはこの件ではありません。

◆デモを揶揄するつもりがブーメランに
小野田議員は2018年5月31日に安倍内閣の総辞職を呼びかけて議員会館前で行われた「戦争をさせない1000人委員会」のデモで「上を向いて歩こう」などを歌っている人がいることから、もしかしたらJASRACに通報すれば彼らに支払い義務が生じるのではないかと思いついてしまいます。



確かにこれが実際にはJASRACへの支払い義務が生じる行為だとすれば、「デモ隊に少額なりとも金銭的な負担を負わせられる」「デモ隊の歌を止められる」「デモ隊はJASRACに支払うべき金を払っていなかったと攻撃できる」など、ある意味一石三鳥ではあります。

しかし小野田議員の「疑問」はJASRACによって「使用料は発生しない」とこの上なく明確に否定されてしまいます。


ここまでならまだ良かったのですが「SNSにアップされているデモ動画に歌っている場面があれば…!」とでも考えたのでしょうか、書き連ねた後半部分がやぶ蛇となりました。小野田議員はツイッター等に歌っている動画をアップすると使用料支払いの対象となる可能性を示唆したのです。


ここで小野田議員が2018年3月4日に山下たかし衆議院議員が中島みゆきの「糸」を歌う動画をツイッターにアップしていた(既に消去済み)ことが発覚。


この指摘を受けて小野田議員は謝罪に追い込まれ、JASRACに3月から6月分の使用料を支払うことになるという見事なブーメラン芸を披露する事になりました。


なお、小野田議員が4月14日にも「未来のための公共」による加計学園の嘘を全部明らかにするよう求めるデモに対しても「何がしたいんだろう」と#加計学園の利害関係者だけど素朴な疑問を装いながら嘲笑してみせるなど、以前にもデモへの攻撃を行っています。



今回の件はなんとも脇が甘いとも言えそうですが、上を見て「自民党にいれば多少の悪事は目を瞑ってもらえる」という勘違いがこうした末端議員にまで生じているのではないかと危惧せざるを得ません。

政権を担当する与党議員がこのような状況ということこそまさに国難と言わざるを得ないのではないでしょうか?

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