8月5日に総務省が発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、2020年1月1日時点の国内の日本人は1億2427万1318人となり、調査開始以来最大となる前年比50万5046人減少しました。マイナスとなるのは11年連続で、減少率も0.40%と過去最大となっています。
47都道府県中これまでで最も多い44道府県で人口が減少しており、増加したのは東京、神奈川、沖縄の3都県のみ。これまで増加していた埼玉、千葉もマイナスに転じており、一極集中が叫ばれてきた首都圏でも人口減少が進んでいる様子が分かります。
また0歳から14歳までの年少人口は1528万7153人で12.30%、15歳から64歳までの生産年齢人口は7367万6767人で59.29%となりいずれも減少。一方65歳以上の老齢人口は増加して3530万7386人で28.41%。2015年に年少人口の2倍を超え、毎年増加し続けています。
日本の少子化は若者の貧困化や出産・育児への社会保障不足などが大きな原因であることはBUZZAP!では繰り返し報じてきましたが、新型コロナの影響でこの傾向がさらに加速する恐れもありそうです。
・関連記事
令和元年の出生率1.36で4年連続減少、12年ぶりの低水準で「令和ベビーブーム」は完全な不発に | Your News Online
19年出生数が前年比5万人減の86万人台に急落、予測の2年前倒しで90万人を割った理由とは | Your News Online
「子供を最低3人くらい産むように」桜田前五輪相の発言が「正解なのに大間違い」の理由 | Your News Online
年収が低過ぎて恋愛も結婚もできない!若者の貧困で少子化のアクセル全開であることが判明 | Your News Online
大阪府で戦後初めて人口減少、他の関西府県も軒並み減らす | Your News Online