Qアノンのコアな信者がまだ生き残こり、活動していることが明らかになっています。詳細は以下から。
大統領選挙に絡んでアメリカで吹き荒れていたQアノン陰謀論を信奉する国内の過激派グループが、3月4日に議会襲撃を企てている可能性があるとの議会警察が発表し、下院での審議が取りやめとなる事態となりました。
議会警察は現地時間3日に「特定の武装組織が4日に議会への襲撃を計画していることを示唆する情報がある」と発表。「議員や議事堂に対する潜在的な脅威に対して備えを進めている」として、警備を強化しているとしています
3月4日の襲撃計画は、Qアノン陰謀論信奉者らが「予言」のように信じる「トランプ氏が3月4日に再び大統領に正式就任する」というデマを発端とするもの。
当然これはまったく根拠のないデマでしかありませんが、いわゆる「トランプ信者」らはこの日を救世主の復活のように待ち望んでおあり、Jアノンと呼ばれる日本のQアノン陰謀論の信奉者たちのつぶやきを「3月4日 トランプ」でツイッター検索すると見ることができます。
ただし、笑い飛ばせないのは彼らが既に議事堂襲撃というクーデター未遂事件を起こしていること。
1月6日には米大統領選の公式集計を行っていた連邦議会の議事堂に大勢のトランプ大統領支持者らが侵入し、審議が中断されてペンス副大統領や上下両院議員らが議場から避難する事態となりました。
この襲撃によってトランプ支持者と警官の計5人が死亡するという大惨事となり、その後多くの逮捕者が出ていました。
議会警察が1月6日と同様の襲撃を警戒するのは当然の話であり、アメリカ国内で「トランプ信者」らが既に危険なテロリスト予備軍と認識されていることが分かります。
実際にバイデン政権は国内外のQアノン陰謀論の信奉者らを追跡対象としており、FBIや国土安全保障省を支援するセンターも設立しています。
カルト化した「トランプ信者」らはいったいどこまで先鋭化し、近代社会にとって危険な存在となるのでしょうか。
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