散策や観光が不要不急かどうかは本人が判断すべきとの認識を五輪相が示しました。お盆休みの帰省や旅行に弾みが付きそうです。詳細は以下から。
丸川珠代五輪担当相が8月10日の閣議後の記者会見でコロナ禍中での散策、観光について「不要不急かどうかは本人が判断すべきだ」と述べました。
これは国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が9日に東京・銀座を訪れたことを受けたもの。新型コロナ対策の「プレーブック」では五輪選手や大会関係者の観光を禁止しており、バッハ会長の観光を批判する声が上がっていました。
丸川五輪相の発言は銀座散策を「バッハ会長が不要不急でないと判断したならば問題ない」とお墨付きを与える内容。
「(入国から)まず14日間しっかりと防疫措置の中で過ごしていただいているというのが重要なポイントだ」ともしており、入国後15日経っているから問題ないとの立場です。
バッハ会長の観光や散策が不要不急かを本人が判断すればいいとのであれば、当然帰国後2週間以内でない日本国民のお盆休みの帰省や旅行も本人が判断すればいいことになります。苦境の続く旅行業界へのアシストになるでしょうか…。
【14:50追記】
また加藤勝信官房長官も10日の記者会見で丸川五輪相と同様に、「入国後15日を経過した者はルールの適用を受けない。(バッハ氏は)7月8日に来日し、すでに経過している」と指摘。ルール上、問題ないとの認識を示しました。
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