【コラム】一人暮らしを始める新社会人が揃えておくべき家具・家電まとめ【家電編】



高校や大学を卒業し、4月から一人暮らしを始める人は多いはず。それでなくとも年度初めに社宅を出たり、単身で引っ越す人も少なくありません。

いざ自分一人で暮らし始める際、揃えておくべきものは何でしょうか。詳細は以下から。


一人暮らしを始めるには、最低限生きていくための「設備」や「道具」を整える必要があります。衣食住という三本柱はもとより、社会人としての身だしなみを整えるのに入浴や洗面、洗濯に掃除など、やるべきことは少なくありません。


特にこれまで実家暮らしだった場合、何がどこまで必要かを最初から完璧に把握するのは至難の業です。それでもなんとか一人暮らしを始めるため、編集部の総力を挙げて「何が必要でどこがポイントか」を列挙していきます。


家具、家電、調理用具、日用品などジャンルも多彩ですが、まずは生活のベースとなる家電から見ていきましょう。

◆絶対必要、何があっても買え
・冷蔵庫
全てを冷やす魔法の箱が冷蔵庫。自炊をしない(する時間がない)人でもこれがなくては始まりません。


まとめ買いできる量や、ビールなどの長期保存、コロナ明けに友人や恋人が部屋に来ることも考えると150リットル前後の中型を買っておくのがおすすめ。一人暮らしを始めてから買い直すのは結構面倒です。

そして最も大切なのは「冷凍庫が大きいものを買う」こと。コンビニやスーパーの冷凍食品の質が高くなっている現在、これらを多数ストックできるのは大きなメリット。

自炊するようになれば肉や野菜をまとめて凍らせたり、余った料理の冷凍保存できるため、冷凍庫の利用価値は一人暮らしが長くなるほど上がります。


・洗濯機
一人分だし小さくても…と思わず、8kg以上のサイズのものを必ず買いましょう。一気に洗濯できると大幅に時短になります。週末まとめて洗う派は特に、小さいと休日が洗濯に追われる結果になります。


また大きいサイズなら、寝具やバスタオルも一気に洗えるのも大きなポイント。夏場にタオルケットとシーツをいっぺんに洗えれば、ベッドタイムもよりリラックスできるようになります。


・炊飯器
自宅で米が炊けるのは日本人としてのクオリティオブライフに直結します。とはいえ一人暮らしの間は3合炊きで十分。多めに炊いて、炊き立てを凍らせておけばいつでも美味しいご飯が食べられます。


また炊飯器を使ったご飯以外の簡単アレンジレシピもネット上にはたくさん転がっています。便利な調理器具としてあれこれ活躍してくれることでしょう。


・電子レンジ
「私はオーブンで美味い料理を作りたいんだ!」と固く決意した料理好き以外は、余計な機能のないシンプルな電子レンジで大丈夫。よほどハマっていなければ、それなりの自炊派でもオーブンはあまり使いません。


ポイントは、冷蔵庫の上に置いて使いやすいサイズであること。限られたスペースの有効活用のためにも、電子レンジの定位置はだいたいここになります。


・電気ケトル
カップラーメン、インスタントコーヒーなど、疲れて何も作る気になれない夜や忙しい朝の強い味方がお湯を注ぐだけのインスタント食品・飲料。電気ケトルはお湯を沸かす一連の動作を一気に簡略化できる便利アイテムです。


電子レンジと共に、料理をしない人ほど手元に置いておくべき一品です。水あかが溜まるので、蓋などを簡単に取り外して掃除できるものがベスト。


◆あると便利、気になったら買え
・掃除機
狭い部屋で不要と思っても、ほうきとちり取りではゴミやホコリが残りがち。きれい好きは買っておいて損はなく、ハウスダスト関連のアレルギー持ちなら必須です。


おすすめはスティック型のコードレス。しまうときにスペースを取らず、コードがないため隅々まで簡単に掃除できます。


・ドライヤー
女性はほぼ必須ですが、男性の場合は髪の長さや職種によります。


時短を求めるなら強力なものを買った方が楽ですが、髪質は個人で違うためある程度吟味してから買いましょう。


・テレビ
テレビ番組を見たい人が買うことになりますが、仕事をしていたら録画であってもじっくり見る時間がないケースも多く、考えどころ。スマホやタブレットでYouTubeやネトフリを見ていれば十分という人には不要です。


どこまでテレビ番組を見たいのか、一度向き合ってから購入を決めてもよいでしょう。なおサイズは6畳間なら30インチ前後、8畳までも40インチ前後で十分です。


◆基本的には不要、こだわりや部屋の状況次第
・アイロン
ワイシャツなどにアイロンがけが必要な職業ならあった方が無難。今はしわになりにくかったりアイロン不要の衣類も多いため、職業的に求められなければ不要。そうした場合もでクリーニング店が近くにあれば、あまり必要になりません。

アイロン台を使うタイプは物が増えるため、ハンガーにかけたまま使えるハンディタイプをまずは試してみた方がいいかも。


・サーキュレーター
部屋の空気をかき混ぜてくれるため、エアコンのサポートにあると便利。効率的に部屋を暖めたり冷やしたりできる他、単体で扇風機代わりにも使えます。部屋のエアコンの効き具合に不満がなければ不要。

もし買う場合は、扇風機的に使いやすい首振り機能付きがおすすめ。


・除湿器
洗濯物の部屋干しが多くなりそうな人や、部屋の日当たりが悪く湿っぽくなるという場合はあり。エアコンの除湿機能などである程度代用できるため、基本的には不要です。

一人暮らしの部屋のサイズなら、買う場合にも大きなものは要りません。収納も考えコンパクトなものを選びましょう。


・加湿器
冬の乾燥する時期にテレワークで長時間部屋にいる場合や、乾燥肌が気になる人は購入もあり。最近は安いコンパクトサイズも多いので部屋のサイズに合わせて選べます。とはいえ、濡れたタオルを部屋の中に干しておくことで多くの場合は代用が可能。

超音波式は電気代が安いものの、水中の雑菌が撒き散らされるリスクがあるため要注意。電気代は高くとも加熱式が無難です。


・トースター
朝は絶対に美味しいトーストが食べたいという人のみ。グリル的に使うレシピもありますが、そこまでするならオーブン付きの電子レンジを買うなり、ガス台をグリル付きにした方がよいでしょう。


・災害用ライト付きラジオ
震災や豪雨災害などの被災時、特に停電した時には大いに役に立ちます。住む部屋の立地をハザードマップでチェックし、リスクがあるなら備えておくのがオススメ。買ったらしまい込まず、手の届くところに置いておきましょう。

ただしせっかく買うなら最低でも生活防水以上の防水性を持ち、手回し充電とソーラーなど複数の充電方法があり、強力なLEDライトやブザーが付いているものを選ぶこと。


◆結論、まず何からどう揃えるか
結論としては、ひとまず入居時までに「絶対必要」とした家電を揃えます。予算の問題があるならば、近場のリサイクルショップやジモティーなども駆使してひとととおり揃えておくこと。


その後の実際の生活の中で、「あると便利」の家電から必要と感じたものを揃えていく流れ場がよいでしょう。

「基本的には不要」は、それぞれの部屋の状況やライフスタイルに大きく絡むため一般化はできません。あったら便利な場合もある…くらいで頭に入れておきましょう。


もちろん部屋に必要なのは家電だけではありません。次回は家具編をお送りします。

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