カップラーメンからハンバーガー、ドーナツまで値上げの続く小麦製品ですが、この値上げはまだ終わりではありませんでした。詳細は以下から。
NHKの報道によると、政府が輸入した小麦を製粉会社などに売り渡す価格を、4月から17.3%引き上げることを決めました。これは2008年10月期以来、過去2番目に高い水準とのこと。
農林水産省の試算では、家庭用薄力粉は1kg当たり12.1円(4.4%)上昇し、食パン1斤当たりで2.6円(1.5%)値上がりする計算です。
原因としては主な輸入先のアメリカ合衆国やカナダが2021年夏の高温や乾燥で不作だった上に、ウクライナ侵攻で小麦の供給不安から国際価格が上昇したことがダブルパンチとなっています。
小麦は国内消費の約9割を輸入に頼っており、政府は安定供給のため一括調達し、製粉会社などへの売り渡し価格を半年ごとに見直していました。
農林水産省は2022年4月~9月までの売り渡し価格を平均1トン当たり7万2530円と、前の半年間から17.3%引き上げることを決めています。
なお農林水産省によると、製粉会社が実際に小麦粉の価格を改定するのは、過去の例ではおよそ3か月後とのこと。今年の夏にはさらなる「粉もん」全般の値上げとなりそうです。
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