維新とは無関係だったはずの元大阪府知事でコメンテーターの橋下徹氏。実はつい先月まで法律顧問だったことが話題となっています。詳細は以下から。
ウクライナ侵攻への連日のコメントがことごとく全方位から非難され、駐日ジョージア大使からも直接批判された、維新の会の創設者であり、元大阪府知事で現在はコメンテーターの橋下徹氏。
この橋下氏が2022年3月末で「大阪維新の会」法律顧問契約を終了したことが話題となっています。
橋下氏といえば2022年1月には菅直人元首相から「ヒトラーを思い起こす」と言われて大きな騒動に。
この際、橋下氏は維新と無関係としながらも、なぜか維新の会共同代表で大阪維新の会副代表の馬場伸幸衆議院議員が直接抗議に訪れていました。
維新の馬場代表が昼過ぎ、マスコミを連れて私の部屋を訪問。私は馬場氏に橋下氏と維新の関係を尋ねた。馬場氏は橋下氏は維新の創業者だが現在は全く無関係と答えた。その上で橋下氏の発言への私のツイッターに対し抗議。しかし、党と無関係な橋下氏の件で、維新の代表が抗議するのは理解できない。
— 菅直人 衆議院議員(府中・小金井・武蔵野) 立憲民主党 (@NaotoKan) February 1, 2022
それ以前にも、橋下氏は1月1日に日本維新の会代表の松井一郎大阪市長、大阪維新の会代表の吉村洋文大阪府知事とともにバラエティー番組「東野&吉田のほっとけない人」で40分にわたるトークを繰り広げました。
これに対しては視聴者から「維新に偏っている」「政治的に中立でない」と批判が多数寄せられ、1月11日には同社の番組審議会でも外部委員から政治的中立性に対して厳しい指摘が寄せられていました。
同番組を放送した毎日放送(MBS)は3月11日に公表した社内調査概要で政治的中立に関し「番組内でのバランスのとり方が極めて不十分であった」ことを認め、再発防止策を示すに至っています。
つまり大阪維新の会副代表が、橋下氏は維新と「全く無関係」と断言したにも関わらず、当の橋下氏はこの時点で大阪維新の会の法律顧問だったことになります。
法律顧問であったことと無関係であることは両立するのか、維新の説明が待たれます。
・関連記事
甲子園降雨コールドに「教育上最悪」と吠えた橋下徹氏、大ブーメランな過去発言が発掘される | Your News Online
生活保護、児童手当、基礎年金等廃止を維新の会共同代表が提言、たった6万円のベーシックインカムと引き換えに | Your News Online
維新「ファクトチェッカー」またも一般人を晒し上げ、今度は言ってもいない言葉で印象操作し攻撃 | Your News Online