Twitterが大迷走を続けています。イーロン・マスク肝いりで始まった多くの「バカげたこと」はどうやらなかなかユーザーには受け入れられないようです。
その結果、イーロン・マスクが代表を辞めるべきかの投票では辞任を求める声が過半数を獲得しています。
Twitter社が他SNSへのリンク禁止を発表、ただしTik Tokは除く
米Twitter社は現地時間2022年12月19日、Twitterに他のSNSへのリンクを張って誘導することを禁止しました。
対象とされているのはFacebookやInstagram、Tribel、Nostr、Postにトランプ前大統領の主催するTruth Socialの7つのSNSです。
なお不思議なことに、現在アメリカ合衆国内で利用規制が強化されている中国系SNS「Tik Tok」は対象外とされています。
禁止の理由は「特定のSNSの無料広告は許可しない」というもの。たとえ個人のアカウントへのリンクであっても広告であると見なす構えです。
またプロフィールへの当該SNSへのリンクの掲載もNGです。
Twitter社は今後は有料広告としてリンクを張ることは認めるとしています。
違反した場合は一時的なアカウントの停止、繰り返される場合は永久凍結になるとのことです。
なおリンクの一部を置き換える行為(「.」を「ドット」、「@」を「アット」などとする)も禁止です。
当然のようにネット上では炎上
当然ながらネット上では、この禁止令は絶賛炎上中です。
SNSによって特性や得意分野が違うため、他のSNSのリンクは多くのユーザーにとって極めて自然な行為となっています。
特に不特定多数のユーザーが交わり、情報の拡散するTwitterはそうした情報のハブの役割も果たしてきました。
そのポジションを自らかなぐり捨てるだけでなく、有料広告を得るためのタネとして用いる行為となるため、炎上は当然の帰結と言えそうです。
Twitter社は他にもアメリカ合衆国の記者らのアカウントを相次いで凍結。各国の政府や報道機関から批判が相次いでいました。結局Twitter社は記者らの凍結解除に追い込まれています。
イーロン・マスクの代表を降りるべきかのアンケートでは「辞めろ」が過半数に
こうした状況下でイーロン・マスクは、自らがTwitter社の代表を降りるべきかをTwitter上でアンケートを行っています。
こちらもやはり当然のことながら「降りるべき」が56.3%と過半数を獲得、「降りるべきでない」を約13ポイント引き離しています。
Should I step down as head of Twitter? I will abide by the results of this poll.
— Elon Musk (@elonmusk) December 18, 2022
現在1218万人が投票しており、その差は150万票を超えています。残り5時間で終了のため、逆転の見込みは大きくありません。
イーロン・マスクがこのアンケート結果に従うのであれば、遠からずTwitter社の代表が変わることになります。
しかし方針のコロコロ変わる現Twitter社がこの先どう動くのかは確実な見通しの立てにくいところ。
とはいえ、朝令暮改が横行すればTwitter自体の価値が毀損され、これまでまかりなりにも保ってきた信用をドブに捨てる結果にもなりかねません。
果たしてイーロン・マスクは自らの筋を通せるでしょうか?
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