個人が支払う医療費の上限を定めた高額療養費制度が来年末までに見直される事になりそうです。詳細は以下から。
大病を患った時、毎月の医療費は個人でやすやすと払えない額まで簡単に跳ね上がります。そんな時、一定額を超えた医療費を年齢や所得などに応じ、その超えた分の金額を支給する公的医療保険における制度が高額療養費制度です。
特に癌などを患った場合は手術や入院が繰り返し発生し、投薬を含む治療も長期間に及ぶため、医療費は雪だるま式に膨れ上がっていき、家計を強く圧迫することになります。そんな時に高額療養費制度を利用すれば、個人が支払う医療費は毎月定められた一定額に収められるという、いわば神制度。
先日もTweetしたシリーズですが大学病院の血液内科に入院して多剤併用療法という抗がん剤治療を受けると個室でなくても毎月7080万円の請求来ます。ウチは来ました。これに放射線や無菌室治療が加わると100万超えます。高額療養費制度があればこれが月8万程度で済みますよというミラクル
— まつもち(-_-) (@TMZM66) 2015, 12月 8
知ってるよ=リ
゙入院した時助かった。月をまたいで入院してはならぬ…を呪文みたいに言ってた。制度が見直しされるそうだけどもどうなるのかねー。
意外と知られていない!?医療費が戻ってくる「高額療養費制度」 - NAVER まとめ https://t.co/iqUWefcmnD
— da_uni (@dolcelipservice) 2015, 12月 9
若い時、身内の看病で小児病棟に1ヶ月位寝泊まりした事あるんだけど、隣のベットにいた小児癌を患ってた女の子のお母さんが、娘が服用する大量の薬を用意しながら高額医療費の事ほんとにありがたいって言ってた、、、税金はこういう事に使われてるんだってその時実感したな、、、
— 高橋祐子 (@20100222yucong) 2015, 12月 9
この制度をなんと財政再建に向けた歳出抑制のため、経済財政諮問会議の下に設置された有識者会議が来年末までに見直すことを盛り込んだ実行計画を取りまとめました。
ただでさえ消費増税は社会保障充実のためと謳われていたにも関わらず、軽減税率の導入すらままならないような現状である中で、さらに国民の、しかも命に関わる医療制度のセーフティネットともいえる高額療養費制度までもが切り崩されようということに怒りと悲鳴が上がっています。
高額療養費制度廃止は本気でまずい。死人がどれだけ出るのか想像もできない。例えば、白血病を治すのには数千万円かかる。これを何割負担とやられたら、ほとんどの国民が払えない。RT 高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 https://t.co/Ys3ZIleC0c
— 手塚一佳 (@tezukakaz) 2015, 12月 7
大病を患った知人が「何としても残さねばならない」と語っていたのがこの高額療養費制度だった。これがなくなるとこの国は確実に「貧乏人は野垂れ死ね」から「金持ち以外は野垂れ死ね」へと“進化”する。◆高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 https://t.co/hTfRSQH9QH
— NTY (@NTYjp) 2015, 12月 7
今年は家を買ったり子どもが生まれたりしたこともあり、FPさんと保険について何度か話し合う機会を設けた。その中で医療保険やガン保険に関しては「高額療養費制度がありますから」と、ほとんどその必要性を認めなかった。つまるところ、それだけ保険会社にとっては目の上のコブの制度なわけですな。
— NTY (@NTYjp) 2015, 12月 7
これは本当に人が死にかねない。他人事みたいに言ってるけど、ウチも相当ヤバい。 / 他187コメント https://t.co/lm856Y8FqA “高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 NHKニュース” https://t.co/LLkvW9thIk
— 逆襲のヨグ太郎 (@noghurt) 2015, 12月 8
ありえない愚策。米国医療の実態をみれば、これが医療費抑制と真逆の結果になる事は明白。
医療破産が増えれば経済徴兵制も加速。経団連だらけの経済財政諮問会議が医療・福祉政策を決める事自体おかしい→【高額療養費制度を見直しへ】https://t.co/SnRq6ksAhu #皆保険制度
— 堤未果 (@TsutsumiMika) 2015, 12月 7
Reading:高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 NHKニュース https://t.co/2AAXfj4xu2
これは非常に厳しい話だわ…。一般的な暮らしをしている私にとっても医療費は高くて、この制度に何度も助けられているから分かる。これ沢山の人が窮地に立たされるよ…。
— 新島(にじま) (@pythago) 2015, 12月 9
現時点で高額療養費制度がどのように見直されるかの具体的な内容は明示されていませんが、歳出抑制のために見直されるということは国民の医療負担増に繋がることはまず間違いなく、収入の安定していない人は満足な医療を受けることもできなくなる可能性が十分にあり得ます。
歳出抑制のためには貧困層の命すらも蔑ろにするという決定がなされるのであれば、再び現政権がどこを向いて誰のために政治をしているのかと問わずにはいられません。
高額療養費制度など見直しへ 歳出抑制案 NHKニュース
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