賃金が上がらない中、確実に物価が上昇している様子が明らかになっています。しかもこれ、円安前の数字です。
2022年3月の生鮮食品を除く全国消費者物価指数が、前年同月と比べ0.8%上昇したことが分かりました。
これは長引くコロナ禍や昨年からの異常気象による災害などに起因する原油高や物不足にくわえて今年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻の影響が重なったもの。
注意点としては、4月に起こった20年ぶりの円安の影響を受ける前の数字だということです。
アベノミクスでは「デフレからの脱却」を掲げ、「2%の物価上昇率」を具体的な目標とされてきましたが、最悪の状況で物価上昇が実現してしまっています。
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