不安を減らし幸福をもたらすユーモアの種類が判明、冷笑は不安と不幸を導くだけでした



自分は冷笑系だと思っているあなた。笑いの方向性をもう一度じっくり考えてみた方がよさそうです。詳細は以下から。

マチェラータ大学のAlberto Dionigiさんらがジャーナル「Personality and Individual Differences」に発表した研究によると、ユーモアにも人の不安を減らし、幸福度を高めるものとその逆になるものがあるようです。


研究では18歳から67歳の254人のイタリア人を被験者にポジティブなユーモアとネガティブなユーモアの使用についてのアンケート調査を実施。加えて病的な不安や世界保健機関(WHO)の5つの幸福度指数についても回答させました。

結果、楽しく優しいユーモアを好む人は病的な不安が少なく、精神的な幸福度が高いという結果に。一方、冷笑的なユーモアを好む人は病的な不安が大きく、精神的な幸福度は低いという結果になりました。



一般的に、ユーモアのセンスのある人はない人よりも不安やストレスが少ないとDionigiさんは指摘します。

ですがよい雰囲気や人付き合いのためのユーモアや、日常のちょっとしたおかしみを発見するようなユーモアが不安を減らして幸福度を上げる一方で、人や物の価値ををあざ笑う冷笑的なユーモアは不安を増し、不幸を導くとのこと。


なお、ウィットや皮肉、当てこすりやナンセンスなどのタイプのユーモアは不安や幸福度とはほとんど関連しないとしています。ここで言う皮肉(英語のirony)冷笑(英語のcynicism)とは大きく意味が違うので注意が必要です。

Dionigiさんは「ストレスを受けた時に不安に陥りがちな人は、ポジティブな形のユーモアで幸福度を増やすことで不安をうまく扱うことができる」としています。


そんなことができりゃ苦労はねえんだよ!という声が聞こえてきそうですが、不安にさいなまれやすい人ほど冷笑的になるというデータもあるため、しっかり考える必要のあるところ。

落語でも漫談でもお笑いでも、ひたすらに楽しんで笑えるコンテンツをキープしておくだけでも違いそうです。

また、自分がしんどくて思わず冷笑的な物言いをしそうになった時、一度立ち止まってみるだけでもいいかもしれません。


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