【テレワーク注意】コロナ禍で「座りすぎている」人は、うつ状態に陥りやすい



コロナ禍中、在宅で座り仕事をしている人は要注意です。詳細は以下から。


ジャーナル「Frontiers in Psychiatry」に掲載された研究によると、長時間座り続けることが精神衛生上悪い影響を及ぼすことがコロナ禍での調査で判明したそうです。

アメリカ合衆国では新型コロナのパンデミックが落ち着いた際、多くの人の精神衛生は回復したものの、座っていた時間が長い人ほど抑うつ症状からの回復が遅れているとのこと。


Jacob D. Meyer博士らは最初の感染爆発が起きた2020年4月から8週間にわたる調査を18歳かrあ74歳の2327人のアメリカ人に対して実施しました。

被験者らが毎日どれくらいの時間を「スマホやPCを見ているか」「座っているか」「運動をしているか」を調査し、加えて精神状態がどの程度「不安」「抑うつ」「良好」かも質問しました。


その結果、公衆衛生上の対策が取られ、感染爆発の影響が減り、新しい状況になれるに従って時と共に精神状態は改善する傾向を見せました。

ですが、座っていた時間の長さがこのうちの抑うつ傾向の改善を妨げていたのです。

4週目の時点で、座っていた時間の長さが上位10%の人は下位10%の人に比べて抑うつ状態のスコアが極めて高くなっており、8週目にはその差はさらに広がっていました。


なおスマホやPCを見ている時間の最も長かった一群は、最も短かった一群よりも抑うつ状態のスコアが高かったものの、3週目にはその差は解消されました。

また運動をしているかは不安、抑うつ、良好のいずれの精神状態にも大きな違いを与えていませんでした。

コロナ禍で一気に普及したテレワーク。在宅でできる仕事の多くはPCを前にした座り仕事になりますが、うつ状態の原因になっている可能性もあるということ。


気楽で問題ない…という人は構いませんが、もしかしたらと思った時は、スタンディングデスクなどの選択肢も考えてみてもよいかもしれません。

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