長かった学生生活を終え、この春から一人暮らしを始める人は多いはず。それでなくとも年度の切り替わりで社宅を出たり、単身で引っ越す人も少なくありません。
いざ自分一人で暮らし始める際、部屋に揃えておくべきものは何でしょうか。じっくり解説します。
一人暮らしを始めるにあたっては、部屋に「設備」や「道具」を整える必要があります。絶対必要なものに限らず、社会人としての身だしなみを整えるのに入浴や洗面、洗濯に掃除など、やるべきことは少なくありません。
特にこれまで実家暮らしだった場合、何がどこまで必要かを最初から完璧に把握するのは至難の業。それでもなんとか一人暮らしを始めるため、編集部の総力を挙げて「何が必要でどこがポイントか」を列挙してみます。
前回の家電編に続き、今回は生活の中心となる家具を見ていきましょう。
◆絶対必要、何があっても買え
・ベッド
日々の仕事の疲れを癒すのは快適な寝床。毎日上げ下ろししなくてはならない布団は残業続きの日々には厳しいもの。例え部屋が狭くともベッドはそれなりのものを購入しましょう。
一人ならばシングルベッドでもと思うかもしれませんが、ずっと一人とは限りません。もし一人であっても身体をのびのびと伸ばせるのは重要なため、可能な限りセミダブルを選びましょう。
・こたつ・ローテーブル
食事をするにせよテレワークをするにせよ、ちょっとした作業も床の上では大変です。せめてPCを置いて作業できるくらいの大きさのテーブルがあるといいのですが、ここで登場するのがこたつです。
冬には超優秀な防寒設備となり、夏もローテーブルとして使えるこたつは日本の誇る便利道具。小さめのサイズでもそれなりなので、部屋が狭い人ほど選んでおくと幸せになれます。
・カーペット・ラグ
椅子を置かずに生活するなら、快適性と防寒性のためにもカーペットは重要です。こたつの下に敷いておくだけで快適に暮らせます。
ポイントは断熱性と洗いやすさ。そのまま洗濯機に放り込めるタイプなら最高です。
・衣装ケース
押し入れなどの収納のサイズに合わせ、可能な限り有効活用できるようにしっかりサイズを測って買いましょう。部屋を広く使うための非常に重要なアイテムです。
なお、季節ものの服にはしっかり防虫剤も入れておくこと。いざとなって後悔しても取り返しがつきません。
・照明器具
もともと付いていなければ必須。蛍光灯は味気ないので、部屋でゆっくり過ごす時間の名が人には電球色がおすすめ。
あれこれ作業をする人で、特に色彩に関わる創作をする人は蛍光灯の方がよさそうです。
・カーテン
ブラインドなどが据え付けでなければ必須。目隠しとしてはもちろん、防熱・防寒にも大きな役割を果たしてくれます。
生活時間が不規則な人は遮光性のカーテンを使うと、日の光に煩わされずに部屋を暗くして眠れます。
◆あると便利、気になったら買え
・ソファー
これは部屋のサイズによりけりですが、部屋で過ごす時間の長い人はゆっくり座れるスペースを確保しておくのが大切。足を取り外して床に直置きできるタイプがくつろげます。
ソファーベッドで一石二鳥と考える人もいそうですが、身体が痛くなるケースもあり、買い換えるのも大変なので推奨しません。
・ハンガーラック
スーツで出勤するサラリーマンには必須。押し入れなどの収納に入るタイプもありますが、これは部屋次第。
幅を伸縮できるものもあるため、うまく使えば部屋を多少は広く使えます。
・姿見
男女問わず社会人として身だしなみは整えてなんぼです。お出かけ前の全身チェックに。狭くて置けないという場合は洗面所の鏡でも代用できますが、習慣づけるためにも備えておくとよいでしょう。。
・カラーボックス・収納棚
一人暮らしの部屋にどれだけ物を持っていきたいか。本やCDを大量に持っておく時代ではなくなりましたが、何にどれほどこだわっているかでこのチョイスと量は変わります。特にこだわらない人も、重要な書類や文房具、カード類などを整理整頓するのにある程度の棚はあった方がよさそうです。
◆基本的には不要、こだわりや部屋の状況次第
・デスク・椅子
PCでじっくり作業をする際に床に座っているとつらい人は導入を考えてもよいでしょう。
テレワークをはじめ、どの程度の時間そこで作業をするのかしっかり考え、必要であれば購入を。部屋がその分狭くなるため居住性とどちらを取るかは人次第です。
・間接照明
雰囲気のいい間接照明で照らされた部屋はリラックスできるもの。とはいえセンスや部屋の雰囲気とのマッチが重要なため、気になるものと出会ったら…くらいでよいでしょう。
なお、思ったよりも部屋に置くと大きかった…というケースがあるためサイズは要確認です。
・テレビ台
テレビを部屋に置きたい人は必要。どの位置からどうやって見るのかを考え、サイズを決めましょう。
その際は関連デバイスをしっかり置けるスペースがあるかも確認すること。
・本棚
紙の本を買う人のみ。読書家だったりコレクターならばそれなりのサイズを最初に配置しておいた方がよいでしょう。
そんなに買わないし並べないという人は収納棚やカラーボックスでうまくやりくりしてもよさそうです。
◆結論、部屋の広さと色彩が重要
テレワークが多いのか、趣味でじっくり創作をしたいのか、それとも忙しくて寝に帰るだけなのか。部屋の広さと同じくらい、どのようにどれだけの時間を過ごすのかで家具のチョイスは大きく変わります。
生活し始めるまで分からないことも多いため、「絶対必要」なものをまずは揃えます。家具はどれもスペースを取るため、必要最低限以外は後から足す方式がよいでしょう。
もしかしたら要るかも…と考えて先に買うのはNG。だいたいの場合、それは要りません。一度買った家具を捨てる手間と精神的な抵抗は大きく、時間とお金と労力が虚空に消えてゆきます。
加えて色彩の統一感やアクセントなど、自分がそこに長く滞在することを常にイメージしながら色やデザインを選ぶのが大切。居住空間全体としてどれほど快適か、それが家具選びの最大の基準となります。
なおここで挙げた家具を全部入れるなら、最低でも1LDKクラスの大きさが必要となります。住んでいるのが都市部か地方かでも住環境は大きく違うため、あくまで目安に考えてください。
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