果たして日本の教育のを司る文科省の最高責任者として、全国の子ども達にそう教えられるのでしょうか。詳細は以下から。
萩生田光一文部科学相が2月9日の閣議後の記者会見で、東京五輪組織委の森喜朗会長が女性蔑視発言の謝罪会見で記者に逆ギレしたことに対し、アクロバティック過ぎる擁護を展開しています。
萩生田文科相は「『反省していないのではないか』という識者の意見もあるが、森氏の性格というか、今までの振る舞いで、最も反省しているときに逆にあのような態度を取るのではないか」と発言し、森会長の逆ギレが「最も反省している態度」であると擁護しています。
加えて「不適切な発言だったが、謝罪、撤回し、反省している。オリンピックをどうしたら成功に導くことができるのか、皆で知恵を出すべきだ」と指摘しました。
そのためにもオリンピック精神に反する森会長は辞任すべきとの声も上がり始めていますが、森会長の進退に関しては「人心一新したら組織が活性化して(準備が)加速するのかというと、そこはちょっと分からない」と明言を避け、逃げの姿勢に終始しています。
謝罪や反省は上っ面の言葉だけでなく、態度でしっかり表さなければ認められないことは小学生でも分かる話ですが、日本の教育のトップを務める文科相の目からはあの「逆ギレ」が「最も反省している」態度と映っていることになります。
今後の日本は上司や取引先に叱られて逆ギレしても、「これが自分の最も反省している態度」だと言い張れる社会になるのかもしれません。
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